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もっと早く知りたかった。教えない家庭もあるのです。

家庭で教えれば十分だと思っている人もいますが、わが家では生理の手当て以外ほとんど何も教えてくれませんでした。


教えない家庭もあるのです。


その後は、学校の薄っぺらい授業以外では、自力で探した性教育の本(書名「セックス・ブック 10代からの心とからだの辞典」、著者はカナダ在住)で、

性感染症の具体的症状、感情面のことやパートナーとの向き合い方、性被害に遭った時の相談先や対処法等を学びました。

女性用コンドーム、ペッサリー(本サイトで言う「避妊ダイヤフラム」)、デポ・プロペラ(注射式)、緊急避妊薬。学校の教科書には一文字たりとも載っていない避妊法も詳しく書かれていました。


その本に出会った時、私は16歳。言うまでもなく、高校生になってからです。


ところが、それから間もなく、保健のテスト(試験範囲は性について)でほぼ満点の点数をとったところ、それを見たクラスの男子がスケベだのヘンタイだのと言いはじめたのです。女子は苦笑いしていました。


自分の身体を守る知識なのに。それを知っていることの何がおかしいんだろう。


その場では、「私は医学の研究者を目指している。そのためにはこれくらいのことは知っとかなきゃ」と誤魔化したものの、別に医療従事者でなくても、知っておいて損はないんだけどな、と思ったものです。


今でこそ、その本のおかげで正しい知識があるものの、もっと早く知りたかったし、それ以上に、一生付き合う自分の体のことだから、大人たちの方から隠さずきちんと教えてほしかったです。


個人的には。中学生どころか、性について恥ずかしいだの、隠すべきだの、そういう意識の少ないもっと幼いうちから、それこそ小学校低学年の段階から始めても、問題ないと思います。


セックスは深く愛する者どうしによる甘美な行為。性にはポジティブなイメージを持ってほしいものです。

そのためにも、いつか、「避妊をするのがエチケット」のような意識が広まりますように。


18歳 女性 学生





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