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アフターピルアクセス改善 検討会議開催を受けて伝えたいこと。


本日、厚労省内で、アフターピルのアクセス改善を求める検討会議が開催される模様です。




https://www.asahi.com/articles/ASM1P5WTYM1PULBJ00X.html


開催に際し、既に「時期尚早」を唱える意見も出ているとのことで、これまでと同様、どんなにパブリックコメントの9割が市販化に賛成しようと、アクセス改善が見込まれない可能性もあると感じております


しかし、「時期尚早」は、一体いつになれば「期は熟した」となるのでしょうか


ピルが承認された時と同様、40年以上、避妊法としてのピルを認可せずにいながら、バイアグラは国内で死亡例も出ていたにも関わらず半年で承認する、それほどまでの大きなショックがあってはじめてピルは承認されました。それほどまでの不条理が再び可視化されなければ、事態は変わらないのでしょうか?もしくは、コンビニの成人雑誌撤去のように、「オリンピックで人を呼ぶ以上…」という、面子を守りたい一心ばかりが、本質は置き去りにしたまま、状況を変えていくのでしょうか?


本当にそれで、よいのでしょうか?


#なんでないの では、皆さんからの思い、経験を届けて頂いておりますが、アフターピルのアクセスの悪さで苦しんでいる子は本当に多い。今この瞬間にだって、アフターピルを手にできず頭が真っ白になっている子は、いるはずです。


その子たちに向き合った判断は、なされないのでしょうか?


今回がどうかは分かりませんが、これまでの会議の多くは、成人男性が中心となって行われてきました

勿論、アフターピルが必要になった際、日本の女性がどれほどの苦境に立たされるか、ご理解ある先生方もいらっしゃいます


でもきっと、多くの方は、性別も年齢も異なれば、他者の思い、感じ方、状況を想像するのは難しくなるのではと、想像します


そこで今回、#なんでないの として、あえて数字や規制の話ではなく、現状日本の女性がどんな状況に置かれているのか、どんな切迫した思いを抱かざるを得ない状況にいるのかを分かって頂くための文章を発表することに致しました


残念ながら、検討委員の方々に直接お伝えすることはできませんでした。しかしながら、この文章が少しでも、私たちの状況を想像するひとつのきっかけになれれば幸いです


検討会議の結果が気になって、仕事が進まないほどです。

しかしながら、これまでの皆様ひとりひとりの署名や、記者の方々の一文字一文字、アクセス改善に向かって動かれている沢山の方々の努力があって、こうして会議も開かれているのだと、きっと前進していくと、信じております


日本でなければ、こんな思いしなくて済んだかもしれないのに。

そんな悲しい思い、もう誰にもしてほしくありません。


十分にご検討頂き、皆様の懸命なご判断を、心よりお祈りしております


#なんでないの 代表

福田和子



以下、声明文全文


<アフターピルへのアクセスに関する厚生労働省検討会開催に際して>


 「〜日本の避妊はないものだらけ〜#なんでないのプロジェクト」代表、国際基督教大学4年、福田和子です。私は、スウェーデンへの留学をきっかけに、性をめぐる環境に関して、日本の若者、女性ももっと守られてほしいとの思いで活動をはじめた者です。


 この度、本日2/23より、アフターピルのアクセス改善に向けた、検討会がはじまることを、朝日新聞記事で知りました。アクセスの大幅改善、大変嬉しい限りです。検討会に際し、是非お伝えしたいことがあり、筆をとっています。


 検討会議にご参加の皆様。是非今一度、妊娠不安がどれほど凄まじく、切迫したものなのか、どうか想像して下さい。

 妊娠は目に見えません。コンドーム装着前のペニスが女性器に触れた、ペニスに触れた指が膣に触れた、きっと多くの男性は気付きもしないようなちょっとしたことが、女性にとっては本当に大きな不安になります。コンドームが破損した際等は、尚更です。そして、お腹が大きくなっていくかもしれないこと、人工妊娠中絶手術、費用、出産、親、学業、仕事、全てが不安となって頭を駆け巡るのです。

 その不安を前に、時間や金銭的問題でアフターピルを買えないけれど何かがしたくて、信頼に欠けると分かりながら海外輸入の安いアフターピルにすがる気持ち、効かないと分かっていてもシャワーで必死に膣を洗ってしまう気持ち、想像して下さい。

 アフターピルをきちんと飲めてさえ不安なのに、アフターピルを飲むのが遅れたり、飲めなかったりした際、生理までどれだけ不安で孤独か、想像して下さい。朝起きる度、トイレに行く度、生理はまだだと落ち込み、頭は不安に占領されていきます。

 そして、アフターピルが欲しかったのに思ったようには手に入れられず、妊娠してしまったら?でもそれは、アフターピルが手に入りやすい国にいれば経験せずに済んだことかもしれない。その悔しさをどうか、想像してみて下さい。


 日本では、いまもコンドームのみでの避妊が主流です。コンドームは袋の開け方から使い方があるデリケートな方法であり、失敗も少なくありません。日本家族計画協会の調べで、アフターピルを必要とした人の7割は、コンドームの破損、失敗のケースと言われています。日本の女性がいかに上述のような妊娠不安に晒されやすいか、お分かり頂けますでしょうか?


 アフターピルは、夫婦間、カップル間、性暴力、様々な状況で誰しもが必要となりうる薬であり、その背景に関わらず、全ての人にアクセスの権利があります。そしてアフターピルを選択する事、それは、責任ある、歓迎されるべき選択のはずです。


 現在、アフターピルアクセス改善を目指す署名の呼びかけ人をしておりますが、1/22 4:15現在16763名の方の署名が集まっています。性教育は不十分、避妊もコンドームが中心のこの国で、どうか、妊娠を防ぐ最後の砦だけでも、アクセスを良くして下さい。


 アフターピルへのアクセスは、私たち全員にとって守られるべきものであり、それを最終的に実現できるのは、皆様のご決断だけなのです。


 お読み下さり有り難うございました


 これ以上、アフターピルへのアクセスの悪さ故に誰も泣かずに済みますように、皆様の十分なご検討と懸命なご判断を、心より祈っております。


2019年1月22日

#なんでないのプロジェクト代表

福田和子


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#JapanNeedsContraception

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