スペインで発表された新内閣。女性閣僚が18人中11人、半数を超えました。割合としては欧州で最多とのこと。
勿論、女性がなればなんでもよいという話では全くないのだけれど、それでも、閣僚19人中女性はたった1人という日本に住む私からすると、「すごいないいなヨーロッパいいな…」とやっぱり思ってしまう。
しかし、記事を読んでみれば、今年の国際女性デー、なんと530万人の女性たちが「女がいなければ世界は止まる」をスローガンに賃金格差や性暴力に反対するストライキを起こしたとのこと。
そこで作られた波もあってこその、今回の結果です。
昨日かな?にも、オーストラリアで生理用品への非課税を求め続けた女性たちの18年の闘いがようやく実を結び、生理用品への非課税が決まったというニュースをどこかでシェアしたと思うのですが、
やっぱり、「ヨーロッパだから」「北欧だから」「進んでるから」だからこそ例えば閣僚が半数超え、生理用品非課税となり、中絶も合法化できた、なんてことではないのだろうと、思います。
どんなに「先進国」といえど、それぞれの国によりよく生きれるために改善すべき問題・課題は必ずある。
その生きにくさ、変えたい部分、問題を前にしたときに、「仕方ない」って受け入れたり感覚を麻痺させたりしてしまうのではなくて、「おかしいんじゃない?」「変わっていいんじゃない?」「変えていくべきじゃない?」と感じ続けられること、それを言葉にして伝え、声をあげ続けていくことが大切で、そういうひとりひとりがいるからこそ、環境は進んでいくし、変わっていっているんだと思います。
「ヨーロッパはすごいね〜」「ヨーロッパだからできるんだよ〜」そういって、「日本はそれに比べると…」と落胆して終わるのは簡単。「うちはうち、ひとはひと」と生きにくさの感覚をなかったものにしてしまうのもある意味簡単。でもそんな自動的に「先進国」に見える国々だって、そうやってひとりひとりが自分の声の重さを信じて動いてきた結果、進んできているのだと思います。
だから、この国は進んでるからできたけど自分の国ではできない、とかいうのではなく、世界のどこにいたって、声をあげるかあげないか、それが続くか続かないかに尽きるのでは?
日本でだって、声の重みは同じ、おかしいなと思うことを変えるために動き続けたいし、変えられると、信じています。時間はかかるかもしれないけれど。
そういう意味では、今回のニュースも、スペインが進んでて日本は遅れてるっていう残念なお知らせというよりは、声をあげれば変わる!そう思わせてくれるめっちゃempowermentなニュースだなって思います!
Empowerment、だいじ。
こういう感覚を大切に、これからも #なんでないの 頑張っていけたら嬉しいな。
明日はイベントです。皆様今後ともどうぞよろしくお願い致します。
あ、だから私はもっと言うよ、
「これだけ沢山の国でアフターピル薬局で変えるのに日本では病院行かなきゃもらえないなんて不公平!」
「高くても5000円くらい、無料の国だって少なくないアフターピルが日本では余裕で1.5万円くらいするなんて不公平!」
(署名お願いします!)
うん、不公平!とか、おかしくない?って、思っていいんだと思う。
きっとその思いは、明日を変えるチカラになる。
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